建築基準法と私たちの健康


 建築基準法のない時代にはシックハウスはありませんでした。

 地震や台風などの災害を受け流し、四季の寒暖と調和する日本の住まい。
日本人の知性と健康を育んできた住まい。
それは日本の法律によって駆逐されてしまいました。

 建築基準法は建物を強固にする方向ばかりに目を奪われているため、
自然に対抗する、自然と闘う、自然を拒絶する方向ばかりに規制強化されています。
地面をコンクリートで固め、四方を壁だらけにして、病気を生む家しか建てられないようになっています。

 自然を受け入れ、災害を受け流すという技術に基づいた日本の伝統建築は、
建築基準法の細目条項を遵守すれば建てられないようになっています。

 下の図は、建築基準法において大きな規制強化のあった年と医療費の推移グラフです。



 シックハウスの自覚がある人は、ごく一部であり、自分が病気になった原因が住まいにあることを知らない人のほうが多いのです。

 地球上のあらゆる生命体は、それぞれが生活している環境に左右されます。
地球環境の悪化で、絶滅した種、絶滅の危機に瀕している種がたくさんあります。
人も生命体であり、その健康も生死も環境に左右されます。
私たち人間の生活環境で、もっとも大きなファクターといえば・・。

 そう、『住まい』です。

 国は私たちの健康を守ってくれません。それどころか、健康を害する法律を押し付けています。
だから私たちは自分の身は自分で守るしかありません。
そのためには消費者である私たちが賢くなるしかありません。
私たちにもっとも大きな影響を与える環境である「住まい」について
私たち一人一人が考え直してみる時期が来ているのではないでしょうか。

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