後退学と前進学

後退学とは、全体が観える位置まで視点をバック(後退)してからモノゴトを判断することいいます。
現代の学問はすべて後退学とは逆の前進学です。前進学というものは、たとえば、そこに木があれば、木を見るのではなく、葉っぱを見ます。それどころか、葉っぱの葉脈を見ます。細胞を見ます。そのうちに、これは葉緑素だ、いやミトコンドリアだなどと言いだします。
巷では、「この食べ物に入っているこの成分が有効だ」とか「○○に効く」などという話は後をたちません。大豆のサポニンが、お茶のカテキンが、ゴマのセサミンが・・・。ヒアルロン酸が、ビタミンがとすべて前進学です。

たとえば塩は人体にとって必要不可欠です。でも取りすぎると弊害があります。水も必要不可欠です。ですが取りすぎるとさまざまな病気を引き起こします。塩は身体に良いのか悪いのか、いくら追求しても答えは出ません。塩は身体に良いというのも間違いであり、身体に悪いというのも間違いです。


地球上のモノゴトは、すべて統合とバランスによって成り立っています。一つのモノが有効であるということは有り得なく、総合とバランスによって有効となりえるのです。バランスを見るためには全体が見える位置までバック(後退)しなければなりません。

「木を見て森を見ず」ということわざがあります。専門家と呼ばれる人たちは、すべて狭い視野に入り込んでいます。またそれゆえに専門家でもあるのです。ですから彼らから「バランスが有効である」という話は耳にすることはできません。その結果、必ずと言っていいほど彼らは判断を誤ります。このような専門家たちを呼吸大学では皮肉をこめてミノモンタ先生と呼んでいます。(※この名称はTV上でみのもんた氏が演じる役柄のキャラクター性からつけられたものであり、みのもんた氏を良くも悪くも評価するものではありません)

後退学は木とおもっていたら、実は林だった。よくよく見渡すと森だった。いや川もあり平野があり海があり、よく見ると実は地球だった。というように、どんどん見る視点をバック(後退)させて、全体を見渡し、そこから判断するのです。そうすれば、おのずと正しい判断ができます。


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